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シナリオ名:進撃の巨怪 プロローグ 王国フェイズ 迷宮フェイズマップ(入口:B-1) 各項目の説明 エピローグ 終了フェイズ シナリオ名:進撃の巨怪 対象宮廷LV:1LV 対象人数:5人 想定プレイ時間:11h(オンラインを想定)プロローグ:1h 王国フェイズ:1h 道中表:0.5h 4部屋:5h(ザコ戦闘3回:3h、キャンプ4回:2h) 支配者戦:1.5h 道中表:0.5h エピローグ:0.5h 終了フェイズ:1h シナリオ難易度:★★★★★(GMの本気:バーリトゥード) シナリオ概要 平和を謳歌していた王国に突如襲い掛かる巨怪。 一度目はなんとか撃退したものの、壁が破壊されてしまい2度目は防ぎきれない。 宮廷は敵の駐屯地に決死の襲撃をかける。 コンセプト どいつもこいつも巨怪、そして眷属、ゾンビ化、融合深人と全力のコンボ祭りです。 基本的にクリア可能かどうかは考えていません。 ジョブ選択可能、背景選択可能、コモンアイテム貰い放題といった モンティホールセッションでも厳しいかもしれません。 プロローグ 国境の警備部隊から緊急連絡! 「モンスターの襲撃です!敵は巨怪!」 なんとか撃退はしたが国境の壁や門は破壊され、再度の防衛は絶望的な状況になってしまった。 暗い雰囲気の中、偵察隊から巨怪の本拠地を発見したとの報告が入る。 巨怪なんてこの世から駆逐してやる!との決意のもと、宮廷は旅立つ。 王国フェイズ 特に特殊なルールなし 迷宮フェイズ マップ(入口:B-1) A-1 ____ A-2 ____ A-3 A1A2 A2A3 ____ ____ _ A1B1 _ 斜め① _ A2B2 _ 斜め② _ A3B3 _ B-1 ____ B-2 ____ B-3 B1B2 B2B3 ____ ____ _ B1C1 _ 斜め③ _ B2C2 _ 斜め④ _ B3C3 _ C-1 ____ C-2 ____ C-3 C1C2 C2C3 ____ ____ 各項目の説明 番号 種別 場所 名称 情報収集 トラップ モンスター 内容 注意事項 2 部屋 A-2 トロスト区部屋2 E6T3 {ものかげ}{傾国兵器:エレン} 小鬼ガンファイター(顎砕き族、巨大)1蚊の王(ゾンビ)1血吸い葛(顎砕き族、巨大)4 シガンシナ区への道を作るには、各区の責任者を説得しなくてはならないが、可能なのはアルミンだけ。 NPC:エレン、ミカサ 4 部屋 B-1 カラネス区 E0T2 {ブレーメン} ひひ(【スタミナ】、巨大、顎砕き族)1箱入り娘(巨大、顎砕き族)1足無し女(巨大、顎砕き族)1 アルミンはエレンがいれば移動と説得に応じる。アルミンを連れて全部屋通過すればシガンシナ区への通路を作成できる NPC:アルミン 5 部屋 B-2 ウォール・ローゼ E0T2 - - 全部屋の責任者を説得できていれば、エレンが巨怪化して壁に穴を開ける。別に[モグラ棒]でもよい。 - 6 部屋 B-3 シガンシナ区 E7T0 {工場} 吸血鬼1(制限時間、不可触エレン、毒エレン、封印【死霊指揮】【憑依】【血の渇き】、HP+40、時計3、極大、迷宮災厄、悪夢の洗礼、夜獣の騒乱、顎砕き族)1蚊の王(【自殺爆弾】[乗騎]所持)1キンギョ(ゾンビ、融合【策戦】)2血吸い葛(顎砕き族、巨大)2ダンジョンオタク1 オタクが作成した「巨人化薬」が今回の侵攻の発端。 - 12 通路 B1B2 通路3 - {小径} - - - 17 通路 A2B2 通路8 - {小径} - - - 20 通路 B2C2 通路11 - - - アルミンがエレンの巨怪の力を解放させ、壁を破壊して道を作る - シナリオの流れ 支配者の部屋に行くためにはアルミンを全部屋に連れて行かなくてはなりません。 そのためには入口⇒A-2⇒B-2(エレン加入)⇒B-1(アルミン加入・B-1クリア)⇒B-2(B-2クリア)⇒A-2(A-2クリア)⇒B-2(開通)と、 最低5回{小径}を通ることになります。 クォーター経過による影響は飢餓や疲労、維持費だけではなく、{傾国兵器}や{工場}により増幅されます。 {傾国兵器}たるエレンを捨てて行くわけにもいかないため、苦労するでしょう。 その分、支配者にはエレンがボーナスとなります。 戦闘解説:A-2 配置LV:モンスターLV合計15、トラップLV合計0 作戦判定目標値:17(蚊の王) 布陣味方本陣: 味方後衛: 味方前衛: 敵前衛:血吸い葛(顎砕き族、巨大:体HP13)4蚊の王(ゾンビ)1(血吸い葛によじ登っている) 敵後衛:血吸い葛(顎砕き族、巨大:腕HP10【巻き付く】0)4小鬼ガンファイター(顎砕き族、巨大:ガンHP10)1 敵本陣:小鬼ガンファイター(顎砕き族、巨大:小鬼HP11スキル全部)1 戦術解説 小手調べ、早速のチートコンボ炸裂。 血吸い葛は腕の長い巨人と描写する。 顎砕き族の眷属は「巨怪の全部位にHP+10&威力+1D6」というもの。 それでいてLV上昇なし。極悪もいいところである。 顎砕き族の構成制限及び巨怪の制限は、GM都合と設定で逸脱可能なので、 シナリオ独自の「巨人化薬」による効果としている。 小鬼ガンファイターの【クライマックス】は常駐スキルであるため全部位に効果があり、 複数部位あっても1体であるため常時発動している。(射程5威力3D6) ガン側を先に倒してしまうと威力が4D6になるので注意。 蚊の王はゾンビのため【死ねない体】かつ『愚か』なことに注意。 戦闘解説:A-2{ものかげ} 配置LV:モンスターLV合計15、トラップLV合計0 作戦判定目標値:17(蚊の王) 布陣味方本陣: 味方後衛: 味方前衛: 敵前衛:血吸い葛(顎砕き族、巨大:体HP13)4蚊の王(ゾンビ)1(血吸い葛によじ登っている) 敵後衛:血吸い葛(顎砕き族、巨大:腕HP10【巻き付く】0)4小鬼ガンファイター(顎砕き族、巨大:ガンHP10)1 敵本陣:小鬼ガンファイター(顎砕き族、巨大:小鬼HP11スキル全部)1 戦術解説 {ものかげ}からの奇襲要員。手抜きで同一構成である。 戦闘解説:B-1 配置LV:モンスターLV合計15、トラップLV合計0 作戦判定目標値:9(ひひ) 布陣味方本陣: 味方後衛: 味方前衛: 敵前衛:ひひ(顎砕き族、巨大:体HP24【スタミナ】【鉄腕】【追い討ち】)1足無し女(顎砕き族、巨大:脚HP10)1箱入り娘(顎砕き族、巨大:箱HP16【外皮】【きずもの】)1 敵後衛:ひひ(顎砕き族、巨大:腕HP19【投げる】)1足無し女(顎砕き族、巨大:脚HP18スキル全部)1箱入り娘(顎砕き族、巨大:残りHP10【魅了】【眠りの雲】)1 敵本陣: 戦術解説 {ブレーメン}による奇襲要員。情報収集でモンスター数がわからなかったので奇襲判定である。 ひひは獣型巨人、足無し女は女型巨人、箱入り娘は鎧型巨人として描写しよう。 ひひの【スタミナ】は常駐のため、全部位HP+9となる。 腕の【投げる】は自分を投げて体を前線に運べることに注意。 足無し女の【死ねない体】【足をくれ】は常駐のため全部位に効果がある。 白兵攻撃キャラの移動を封じてやろう。その後【投げる】で遠くに投げ捨てよう。 箱入り娘の【外皮】【きずもの】は常駐のため全部位に効果がある。 箱が殴られて残りが【魅了】するとよい。 戦闘解説:B-3(支配者戦) 配置LV:モンスターLV合計25、トラップLV合計0 作戦判定目標値:20(蚊の王+【策士】) 布陣味方本陣:{絶望}※【迷宮災厄】により配置 味方後衛:{絶望}※【迷宮災厄】により配置 味方前衛:{絶望}※【迷宮災厄】により配置 敵前衛:吸血鬼1(制限時間、不可触エレン、毒エレン、封印【死霊指揮】【憑依】【血の渇き】、HP+40、迷宮災厄、悪夢の洗礼、夜獣の騒乱、顎砕き族、極大:頭HP32時計【死の舞踏】【迷宮災厄】)1蚊の王(【自殺爆弾】[乗騎]所持)1血吸い葛(顎砕き族、巨大:体HP13)2 敵後衛:吸血鬼1(制限時間、不可触エレン、毒エレン、封印【死霊指揮】【憑依】【血の渇き】、HP+40、迷宮災厄、悪夢の洗礼、夜獣の騒乱、顎砕き族、極大:体HP31時計【魅了】【夜獣の騒乱】)1キンギョ(ゾンビ、融合【策戦】)2血吸い葛(顎砕き族、巨大:腕HP10【巻き付く】)2 敵本陣:{工場}吸血鬼1(制限時間、不可触エレン、毒エレン、封印【死霊指揮】【憑依】【血の渇き】、HP+40、迷宮災厄、悪夢の洗礼、夜獣の騒乱、顎砕き族、極大:脚HP31時計【死ねない体】【悪夢の洗礼】)1ダンジョンオタク1 戦術解説 やりたい放題の支配者戦、吸血鬼は超大型巨人として描写する。が、真の黒幕はオタクである。 吸血鬼は各部位ごとに【死の舞踏】【魅了】【悪夢の洗礼】を[時計]で2回ずつ連打するだけ。 【死の舞踏】の対象は【自殺爆弾】で死亡した蚊の王である。 【自殺爆弾】【死の舞踏】コンボにより、1ラウンド目の時点での【自殺爆弾】3発目の威力は40D6のエリアダメージに達する。 これを防がない限り宮廷の全滅は必至だろう。 【魅了】で操作した場合、戦闘系キャラを操作して行動済みにするのと同時に、どんな判定にも《配下》を消費させ【夜獣の騒乱】を発動させる。 【悪夢の洗礼】で《配下》を減らして配置するモンスターは足無し女を想定している。 制限時間により最短5ラウンド凌がれると死亡するが、そんなに時間がかかることはないだろう。良くも悪くも短期決着のはず。 LV上限に余裕があるのにあえて【絶対存在】を取っていないので、痛打表に期待できる。 蚊の王は1ラウンド目の作戦判定とったらひたすら前進⇒【自殺爆弾】でOK。 (蚊の王はLV>最大HPのため、無傷でも【自殺爆弾】が起動できる。) 更に[乗騎]【早足】で3マス進めるので、味方本陣まで全エリアで【自殺爆弾】が起動可能。 2ラウンド目の作戦判定とか気にしない。 キンギョは融合深人のため不確定モンスターとなる。 (他のモンスターも不確定には出来るが、何もわからないまま全滅喰らうと気分悪いだろうからあえて不確定にしていない。) 融合によるスキルは【策戦】を取得し、指定は宮廷作成後に【祈り】【信仰】【分析】【抗魔式】あたりを指定する。 【策戦】によって吸血鬼の全部位に《希望》を供給し、[時計]のコストとする。 簡単に融合解除されるが、融合解除されても【死ねない体】【かばう】コンボは残るので別に気にする必要はない。 ダンジョンオタクは好みで動いて良い。 敵前衛に{蝕}設置、[復活薬][ポーション]で吸血鬼の部位や蚊の王を回復、[クラッカー]で宮廷の位置操作といった小細工が可能。 最終的に逃げたりするとキャンペーンにできる。 {工場}と血吸い葛の扱いも同様に好みで良い。 エピローグ こうして世界につかの間の平和が訪れたのだった。 終了フェイズ 特に特殊なルールなし 合計: - 今日: - 昨日: -
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60kb以下の短編達です。 【職人さん別 Index】 完結した短編達 サナダムシさま短編集 バキスレにサナダムシさまが投稿された短編の数々です。 連載中の短編 ドラえもん のび太と真夜中のバンパイア(店長さま) 『絶対、大丈夫』(白書さま) 鬼と人のワルツ(鬼平さま) よつばと虎眼流(鬼平さま) 野比のび太(仮} (店長さま) ドラえもん のび太の新説桃太郎伝 (サマサさま) 無題(銀杏丸さま) 狂った世界で(proxyさま) カイジ外伝、やさぐれ獅子番外編(名無しさま) カシオスの冒険(名無しさま) ブルーグラード外伝(名無しさま) ドラゴンボール 恐怖!新たなる敵 DBIF(クリキントンさま) 再会(クリキントンさま) Dioの奇妙な放浪記(◆HY8PJcqPrY さま) るろうに剣心ー死狂い編ー(こがん☆さま) “涼宮ハルヒ”の憂鬱 アル晴レタ七夕ノ日ノコト(hiiさま) VP (銀杏丸さま) 武装錬金_ストレンジ・デイズ(ハロイさま) 「BAMBOO 電王」 (名無しさま) HAPPINESS IS A WARM GUN(さいさま) カルマ(銀杏丸さま) Hell's angel(ガモンさま) チルノのパーフェクトさいきょー教室(ハシさま) 未来のイヴの消失(ハシさま)<連載中> 闘りゃんせ(銀杏丸さま) のび太の更正(カイカイさま) のび太 IN バキ(カイカイさま) 邪神に魅入られて(ガモンさま) <連載中> 東方聖誕祭(サマサさま) ドラえもん ギガゾンビの逆襲・2chの特別編(カイカイさま) 番外編(カイカイさま) 杉本家の悲劇(ガモンさま) 男と『彼女』(ガモンさま) 汝は罪人なりや? (金鹿さま)<連載中> The Times They Are a-Changin' (銀杏丸さま) ヘヴィー・アーマー (銀杏丸さま) 光優会OB (電脳☆新大宮さま)
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ドット・ピクシス司令は、トロスト区奪還作戦でエレンたちに「ここで死んでくれ」と頼み、殺そうとしました。 それはなぜでしょうか? 私は「作物を疫病から守るため。壁内人類(エルディア人)を汚染させないため」だと考察しています。
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SS49 傷 土砂降りの雨が降っていた夜、憂ちゃんから連絡があった。 唯の家に遊びに行った時に『また遊ぼう』と連絡先は交換したものの、今まで連絡を取り合うことは無かったのに。 「律さん。お姉ちゃん、お邪魔してないですよね?」 電話を通して憂ちゃんの声を聴いたのは初めてだったけど、あきらかに元気が無いという事だけは理解できた。 「唯?来てないよ。どうしたの?ひょっとして唯、この雨の中どっか遊びに行ったの?」 「いえ、何でも無いです。それじゃ、失礼します!」 唯が来てないと告げると、憂ちゃんはそれだけ口にして電話を切ってしまった。 事情はよくわからないが、こんな時間まで唯が外出してて不安…という事だったのだろうか? 「唯のやつ憂ちゃんと喧嘩でもしたのか?」 この時、私は唯のプチ家出?が私と関わりのある事だなんて思いもしなかった。 それから二時間ほどして、携帯がまた鳴った。 澪からだった。 どうやら唯はまだ帰っていないらしく、憂ちゃんは軽音部のメンバーや和等の連中に電話をかけているらしい。 ―――もしかして――― 何か事件にでも巻き込まれたのかもしれない。 そう思った私は自然と携帯のボタンを押した。 「お姉ちゃん!?」 1コールしたとたんに耳が痛くなるほどの音量で憂ちゃんの声がした。 「いや、あの田井中律なんですが…憂ちゃんだよね?」 私は何一つ悪くない! 唯の携帯に電話したんだし、ディスプレイにもりっちゃんと表示されているはず! だけど、憂ちゃんの様子を想像すると申し訳なくなってしまった。 「律さん…りつ…さん…おねえちゃんが…」 相手が私と分かったとたんに、憂ちゃんは泣き出してしまった。 「もしもし?憂ちゃん、唯に何があったの?」 普段しっかりしている憂ちゃんの取り乱しようから、私は最悪の事態も考えた。 「お姉ちゃんは絶対…律さんには『言わないで』って言ってたけど…CDに傷がついちゃって音飛びするようになっちゃったんです!」 「はぁ?」 事件や事故の予定でリアクションをする予定だった私は、あまりのギャップに携帯を手から落としてしまった。 「あのさ、もしかしてCDって…私が唯に貸したやつのことかな?」 覚えている。前に唯にCDを貸したんだ。 「はい。それで…お姉ちゃん、『同じの買って返す』って出かけて行って…携帯も持たずに出て行っちゃったから連絡が取れなくて」 「それで私の所に早くかかってきた訳か。しかし、憂ちゃんもその時言ってくれれば」 「ごめんなさい!でも、お姉ちゃん凄く困ってて…律さんに『嫌われちゃう』から言わないでって」 私も小さい時にそんな経験をしたので、その気持ちはわかる気がする。 「CDは私がちゃんと買って返しますから、お姉ちゃんの事許してあげてください!それで…今日の事は…」 憂ちゃんはどこまでも唯おもいで良い妹さんだ。 でも、これはそう言う問題じゃないんだよな。だから、唯は今も帰れないんだよな。 「憂ちゃん、CDの事は良いからさ、唯が最初に行った場所とか解る?」 「駅前のお店と、学校の近くにある大きなお店に行くって言ってました」 夜もだいぶ更けてきた、こんな時間に営業しているCDショップはいくつかしかない。 最初に唯の行った場所が解れば後は逆方向を追えば良いだけのはず。 「なるほど、たぶん唯は今頃…△○デパートの近くか、□□書店の近くに居るはずだ」 「解るんですか!?」 唯が事件や事故に巻き込まれていないという事が前提なのだが、私の予想に間違いは無いだろう。 「遠出する予算がなければ、行ける範囲のCDショップなんてたかがしれてるからね。私が探してくるから、憂ちゃんはもう少し待っててよ。警察とかに連絡しないでな?絶対つれて帰るから」 夜遅くても、雨が降ってても、私が行かなきゃいけない。 そうじゃないと唯は納得しない。 憂ちゃんを説き伏せた後、私は財布と携帯だけを持って外に出た。 「10時超えてるな。どっちみち店はもう閉まってるから…どちらの店にも行けるルートを探すか?あるいは…」 刑事と犯人という事でもないけど、こういう時は『自分だったらどうするか』ということが重要だと思う。 「ちょっと遠いけど、○○街に夜遅くまで営業してる中古屋があったな」 ○○街に車以外で行くには駅から電車に乗るのが一番安くて速い。 唯が最初に行ったはずの目的地に近いのは気がかりだが、確立としては悪くないはず。 「・・・・・」 駅にたどり着いたら、飲んだ帰りのリーマンや部活帰りの学生達が沢山いた。 私は人ごみを駆けぬけて唯を探す。 「唯!!」 居なかったらどうしようと不安になった時、唯のような後姿をみつけることができた。 しかし、私が近づいて確認する前に唯のような人は走って逃げてしまった。 「逃げるってことは…唯で間違いないな!」 いい加減走り回って疲れていたが、最後の力を振り絞って唯を追う。 「待て唯。憂ちゃんから話は聞いたぞ!」 そう叫んだら、唯は立ち止まった。 「はぁはぁ・・・唯…ちょっと待って…息整えるから」 唯に追いつくまでは走れたけど、いざ話すとなると息が持たなかった。 「・・・・」 私が深呼吸している間、唯は何も言わなかった。 「唯、あのCDに傷つけちゃったんだろ?」 唯の体がビクンと震えた。 「あれどこの店にも無いだろ?なんてったって10枚500円の中古だもんな。だからさ、気にするなよ」 「でも・・・・」 そうだよな。値段の問題じゃないよな。 「解るよ。謝って許してもらっても、『そういう奴』って思われるのが辛いんだよな。だから、同じの探したんだよな?」 友達だったら、たいていの事は笑って許してくれる。 でも、心のどこかにそういうイメージが残るのが嫌なんだ。 「りっちゃん…わ…わたしね、一生懸命探したんだけどね…」 濡れてしまった髪と汚れた靴を見れば、どれだけ唯が一生懸命だったのかが解る。 「唯、もう良いから。何にも言わなくていいから」 「嫌いにならないでぇ…」 涙と鼻水とでぐちゃぐちゃの唯の顔は何度か見たけど…自分の事で泣かれてると凄く辛く感じる。 「私が唯のギターの保護フィルムかってに剥がした事あったろ?それで、唯は私の事嫌いになったか?」 「…なってないよ?」 完璧に意図が伝わっていないのか、唯の返事はとても小さい。 「もし、私が唯のギターに傷つけちゃったら…唯は私の事嫌いになるか?」 ギー太に惚れ込んでる唯に嫌いになるって言われたらどうしよう…って思ったけど、口にしてしまったものは仕方ない。 「りっちゃんだったら…ならないよ」 「そうなのか!?っと取り乱した。なら、私も同じだよ…」 そっと唯を抱きしめてやりながら耳元で呟いた。 意外な答えに少し驚いたけど、結果オーライだ。 「まったく、130円しか持ってないのにどうやって○○街まで行く気だったんだよ?」 「途中お腹すいちゃって…」 「まあ、唯らしいけどさ。ほら、遅いから早く帰るぞ。手かせ」 後ろを遅れてついてくる唯の手を握る。 「冷たいな!お前風邪引くなよ?」 「りっちゃん…CDなんだけど…」 「気にするなって言ったろ?だいたい、CDに傷くらいで嫌いになるんだったら…とうの昔に私は澪に殺されてるぞ!」 澪にゲンコツされた事を思い出しながらそう言ってやると、唯が初めて笑った。 「唯、帰ったら憂ちゃんに一緒に謝ってやるから…ずっとその顔でいろよな?」 「うん!」 end
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SS 8-9 7-811 『希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)』序章 [そして事件は唐突に]3 SS 8-29 悪くなった。本当に悪くなった。 SS 8-42 Liberta 邂逅 SS 8-62 7-945 メリー★クリスマステイルイコ!1 SS 8-69 7-945 メリー★クリスマステイルイコ!2 SS 8-87 7-945 メリー★クリスマステイルイコ!3 SS 8-95 7-945 メリー★クリスマステイルイコ!1と2の間 SS 8-100 IF~10年後の世界 1 SS 8-108 8-99 IF~10年後の世界 2 SS 8-114 8-99 IF~10年後の世界 3 SS 8-121 8-99 IF~10年後の世界 4 SS 8-129 8-99 IF~10年後の世界 5 SS 8-137 8-41 Liberta 事件 SS 8-148 香焼の学園都市トラベル SS 8-158 8-99 IF~10年後の世界 6 SS 8-165 五和と美琴の策略 SS 8-176 とある覚悟の魔術結社(マジックキャバル)プロローグ→ 外部サイトにて続きが掲載 SS 8-180 7-945 死(デス)のロッカーボックス SS 8-193 8-99 IF~10年後の世界 7 SS 8-211 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 1 SS 8-220 小ネタ アホ会話 SS 8-222 8-221 とある妹達の番外個体 1 SS 8-238 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)三章 3-1 SS 8-240 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)三章 3-2 SS 8-247 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)三章 3-3 SS 8-256 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)三章 3-4 SS 8-261 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)三章 3-1の欠落文 SS 8-262 7-273 嘘予告 とある魔術の禁書目録最終巻 SS 8-137 8-41 Liberta 疑惑 SS 8-279 幼女にご注意を SS 8-288 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 2 SS 8-305 8-221 とある妹達の番外個体 2 SS 8-326 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 3-1 SS 8-332 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 3-2 SS 8-333 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 3-3 SS 8-337 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 3-2の修正版 SS 8-344 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)第一章[そして悪役は動き出す Operation Pandora] 1 SS 8-352 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)第一章[そして悪役は動き出す Operation Pandora] 2 SS 8-360 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)第一章[そして悪役は動き出す Operation Pandora] 3 SS 8-373 8-41 Liberta 能力 SS 8-384 8-175 とある覚悟の魔術結社(マジックキャバル)第一章 始まりの休日 break_holiday→ 外部サイトにて続きが掲載 SS 8-392 とある暗部の幻想殺し プロローグ SS 8-403 剣闘士奴隷(グラディエーター)1 SS 8-408 8-400 剣闘士奴隷(グラディエーター)2 SS 8-413 8-400 剣闘士奴隷(グラディエーター)3 SS 8-420 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)三章 4-1 SS 8-427 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)三章 4-2 SS 8-436 ミサカミコト SS 8-442 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 4 SS 8-452 8-400 剣闘士奴隷(グラディエーター)4 SS 8-460 8-221 とある妹達の番外個体 3-1 SS 8-469 8-221 とある妹達の番外個体 3-2 SS 8-478 8-221 とある妹達の番外個体 3-3 SS 8-496 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 5 SS 8-510 とある電光の調和学術 序章 追うものと追われるもの 狙うものと狙われるもの SS 8-516 とある電光の調和学術 第一章 殲滅予告 SS 8-522 とある一位の三分料理(クッキング) SS 8-532 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)1 SS 8-536 5-100 「ミサカ、巫女と美琴」第4話 2 SS 8-543 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)行間1 SS 8-548 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)第二章[奔走する主人公と暗躍する主人公 Hero_And_Hero] 1 SS 8-555 とある電光の調和学術 3 SS 8-564 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 6 SS 8-578 8-531 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)2 SS 8-599 8-221 ビリビリメルトダウナー 1-1 SS 8-608 8-221 ビリビリメルトダウナー 1-2 SS 8-621 8-531 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)3 SS 8-629 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)四章 1-1 SS 8-640 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)四章 1-2 SS 8-647 7-945 わたしたちのウォーゲーム!~佐天涙子超防衛戦線~ 7(終) SS 8-667 5-100 「ミサカ、巫女と美琴」第4話 3 SS 8-683 8-41 Liberta 魔術 SS 8-693 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)第二章[奔走する主人公と暗躍する主人公 Hero_And_Hero] 2-1 SS 8-699 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)第二章[奔走する主人公と暗躍する主人公 Hero_And_Hero] 2-2 SS 8-718 8-391 とある暗部の黙秘録 プロローグ SS 8-726 8-221 ビリビリメルトダウナー 2-1 SS 8-738 8-221 ビリビリメルトダウナー 2-2 SS 8-747 8-745 幻想殺しが死んだ時 1 SS 8-758 8-745 幻想殺しが死んだ時 2 SS 8-767 7-273 垣根帝督の十番勝負 1-1 SS 8-775 7-273 垣根帝督の十番勝負 1-2 SS 8-786 8-745 幻想殺しが死んだ時 3 SS 8-794 8-531 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)4 SS 8-808 7-811 希望ト絶望ノ箱(オペレーション パンドラ)第二章[奔走する主人公と暗躍する主人公 Hero_And_Hero] 3-1 SS 8-827 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)四章 2-1 SS 8-839 7-273 とある都市の反乱因子(ハイレベルズ)四章 2-2 SS 8-851 とある都市の超能力者 第一章 悪魔と修道女 Dark_White_And_Bright_White Ⅱ SS 8-863 とある修道女と心理学者 SS 8-878 8-531 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)5 SS 8-880 8-873 禁書×イナズマイレブン 1 SS 8-881 8-531 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)6 SS 8-886 8-873 禁書×イナズマイレブン 2 SS 8-905 7-273 垣根帝督の十番勝負 第二戦『アウレオルス=ダミー』 SS 8-920 8-873 禁書×イナズマイレブン 3 SS 8-933 8-531 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)7 SS 8-937 8-873 禁書×イナズマイレブン 4 SS 8-948 8-531 とある禁種な能力者(とあるタブーなのうりょくしゃ)8 SS 8-963 5-100 「ミサカ、巫女と美琴」 第4話 4 SS 8-971 8-41 Liberta 衝突
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【ダンガンロンパ】霧切響子はクーデレかわいい【FILE.11】 ※SSにはスーパーダンガンロンパ2のネタバレが含まれている場合があります。 閲覧の際は自己責任の下でよろしくお願いします。 備考欄に「※2ネタバレ」が記載されているものはネタバレが入っています。 レス ID タイトル 備考 115-117 nME1I6B3 看病争奪戦 罪木蜜柑※2ネタバレ 131-137 ybgUTpSe ナエギリだんがんアイランド【遊園地編】【図書館編】 ※2ネタバレ 185-187 T9yprxLD 大人ナエギリ 秋の風物詩編【爽秋は野分、暑さも峠を越え、山々秋色に焼ける】 188-190 T9yprxLD 大人ナエギリ 秋の風物詩編【中秋は秋晴、涼感天高く、人も馬も肥ゆる】 191-192 T9yprxLD 大人ナエギリ 秋の風物詩編【晩秋は夜長、紅葉は暮れて、吐息共々に白】 198-201 T9yprxLD ナエギリバースデーSS 霧切誕生日記念SS 219-223 yUmQhwYa 愚者の贈り物 霧切誕生日記念SS※2ネタバレ 238-244 jQSAxnwC 恋愛小説 340-341 q3xlw+Ow 些細な変化 436 6nPMV9Hz 病気リギリさん 439-443 fCpMpkY0 HOPE vs DESPAIR 絶望ギリ※2ネタバレ 456 efxTLVbN 動揺ギリさん 607-612 GPaE5LM2 ハロウィン仮装 764-768 tJ9OSA0a ポッキーの日 881-885 ECEftZxa 霜月、二十日の晩 ※2ネタバレ
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『黒猫エレンの宅急便』/Mitchell Carroll 帰って来るやいなや、ベッドに体ごと投げ出し、そのまま寝てしまう。メイクも落とさずに、風呂にも入らずに、食事も摂らずに、そのまま寝てしまう。そんな日がもう何日続いている事か。心配したハミィが、非力ながらも、エレンの足をベッドの中に納めて、布団を掛けてやる。そんな日がもう何日続いている事か。朝起きて、自分の体に栄養を流し込み、ろくに身支度も整えないまま、また忙しなく働き出す。そんな日がもう何日続いている事か。日に日にやつれ、亡霊にでも取り憑かれているように髪もボサボサに荒れ、口元は何やら住所のようなものをブツブツと唱えている。心配した奏が、「女の子は身だしなみが大事よ」と言って髪を梳かしてやろうとするが、そんな暇は無いと言って何処かへ消えてしまう、響もまた、「疲れた体には甘いものがイチバン!」と言って、スイーツを差し入れたりするのだが、必ずと言っていいほどエレンは、ダンボールが擦れる“シュガー”という音を思い出し、やはり何処かへと姿を消してしまう。そんな日がもう何日続いている事か。 事の発端は数日前。 「私、宅急便を始めるわ!」 何でも新しいギターを買うため、そしていつまでも音吉に世話になるのも申し訳無いから一人暮らしをするための資金作りとのことらしい。それともう一つ、困っている人を助けたい、自分も何か社会貢献がしたいとのことだった。何でも宅配業者が本格的な人手不足で困っているというニュースを聞いて、居ても立ってもいられなくなったのだ。しかし始めてみるとこれがまた大変で、そもそも運転免許を持っていないエレンは、トラックの代わりにリアカーを牽いて荷物を運んでいる。ここ、加音町は音楽を嗜んでいる者が多いせいか、重い楽器の荷物も少なくない。しかも、せっかく配達先に辿り着いたと思ったら在宅者不在で、重い荷物を載せたまま次の配達左記へと向かうなんてことも――そんな日がもう何日続いている事か。疲労困憊で指先は痺れ、ろくにギターのコードを押さえる事も出来ないどころか、ギターに触れる時間すら無い。心の栄養も失ったエレンは、今日もまた何処かへと荷物を配達している。悪魔の尻尾のようなマークの付いたダンボール箱を、山ほど載せたリアカーを牽いて……。 しかし物語はここで終わりではない。ある日、何やら配達物の中からフレッシュな香りが漂ってくるのを感じた。空腹に我慢できなくなったエレンは、ついダンボール箱の封を開けてしまった。中には、生鮮食品が詰められていた。極限状態だったエレンは、無我夢中でそれらを貪った。一通り平らげて、正気に戻ったエレンは、自分は何て事をしてしまったんだろうと、往来でオイオイと声を上げて泣き始めた。何事だろうと一人、また一人と寄ってきて、あっという間に人だかりができた。そこを割って入って来たのが、響たちだった。事情を聞いてやった後、奏が代わりに人だかりを解散させ、結局皆で配達先に謝りに行った。幸い、話の通じる依頼主だったので、許してもらえたばかりでなく、皆に飴玉まで与えてくれた。そして営業所に戻ったエレンは、その日限りで解雇となった。 久しぶりの風呂。熱いシャワーが、皮膚にまとわり付いた汚れやその他諸々を一気に洗い流してくれる。その間、響たちは栄養の付くものを、とキッチンでせっせと調理をしている。湯船にチャプンと浸かったエレンは、何やら聞こえてくる話し声と、おそらく炒め物をしているのであろう、ジュージューという音に耳を済ませている。奏の怒鳴り声が聞こえる。響が段取りを間違えたのかしら?それともハミィがつまみ食いをしたとか?久しぶりに心からちょっとだけ笑顔になって、軽くなった体を拭いていると、アコが入ってきた。「あなたもお風呂?」と訊くと、そうではなく奏が最近覚えたという歌に耐えられないとのことで、避難してきたらしい。 リビングには豪勢な料理が並んでいた。景気付けにと、久方ぶりにギターを手に取ったエレンは、さっきの奏の歌に即興で伴奏を付けてやった。ギターの音色で中和させただけでは足りなかったのか、アコは両耳を塞いだままだった。口直しにと、エレンは自作の優しい歌を弾き語った。それにハミィも加わる。憶えやすいメロディーだったので、次第に響と奏、それにアコも加わって、食卓に音の彩りが添えられる。極めつけは、ハミィの言葉のトッピング。 「セイレーンは、心に歌を届ける天才ニャ!」 そう、それは一瞬にして。 ~終~
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状態異常について このゲームは敵に対して状態異常をかける時、敵から状態異常を受ける時でそれぞれ異なる数値が影響します。 状態異常の種類と対応するスキル 麻痺(パラライズ):3ターンの間行動できなくなる 沈黙(サイレンス):3ターンの間スキルが使用できなくなる 混乱(コンフュ):3ターンの間混乱状態にする 毒(ポイズン、ヒュドラの毒):6ターンの間毒状態にする 睡眠(スリープ):3ターンの間睡眠状態にする ※睡眠時は被ダメージが上がるが攻撃を受けると解除される 味方が使える状態異常は基本的にはこの5種類、使いやすいのはパラライズとコンフュです。 味方が状態異常を受けた場合は「キュア」「オールキュア」「神の息吹」などで解除できます。 ①敵に状態異常をかける時は「蓄積値」 例えばパラライズ(麻痺)を敵にかけると「蓄積値30」と表示され、その時点では相手を麻痺させることはできません。 この蓄積値がモンスターによって設定されている耐性値に達すると敵を麻痺状態にすることができるのです。 麻痺耐性値が100のモンスターにパラライズ(蓄積値30)をかけ続けた時 1回目(麻痺蓄積30)→2回目(麻痺蓄積60)→3回目(麻痺蓄積90)→4回目(麻痺蓄積120)※この時点で麻痺発動 上記のように耐性値100を超えた4回目で麻痺が発動します。 耐性値はモンスターによって異なり、蓄積値は入っているように見えても状態異常にかからないモンスターもいます。 また1回目は100→2回目は150のように耐性値が増えていくモンスターもいます。 ②敵から状態異常を受ける時は「確率」 敵から状態異常攻撃を受ける時は蓄積値ではなく確率です。 パッシブやアビリティの状態異常耐性である程度確率を下げることができます。 ③敵モンスターのみが使用してくる状態異常攻撃 フラッシュ:物理攻撃・物理系のスキルの命中率が大きく落ちる 属性封印:属性○倍のパッシブを無効化 連続攻撃封印:神種族などの「連続攻撃・連続魔法」を無効化 状態異常攻撃、防御系のパッシブを持つモンスター 姫騎士ミカサ、バレンタインミカサ、水着ミカサ:状態異常スキル連続化。状態異常役はほぼミカサ一択です。 ハロウィンメリル、お花見シュゲン、水着イズナ、テュポーン:全状態異常耐性【大】 聖盾アーレイ:全状態異常耐性 水着ティアマット、賢聖アリーナ、煉獄、ザデス、ジャック、ケルノヌス:麻痺耐性 水着キュアリリー、妲己、マガラ、グランデル、龍虎:沈黙耐性 水着ネクロマンサー、天竜者ルード、クロノス、ベルフェゴール:睡眠耐性 バサラ、オロバス、モルモー、ビーストマスター:毒耐性 今日 - 昨日 - 合計 -
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『星空の仲間たち(前編)』/夏希◆JIBDaXNP.g 一条の閃光が、滅びの闇を打ち砕く。 それは、起こり得たもう一つの可能性の否定。 未来を信じ、願いをかけて、四人の絆が守った命輝ける世界。 再び花は咲き、鳥は舞い、風は薫り、月は天空に満ちる。 全てのものに宿る命は、精霊となって姿を現し、少女たちの活躍を讃えた。 「わたしたち……」 「生きてる?」 精霊の声に呼び起こされて、満と薫は目を覚ます。 不思議な光景だけど、これが緑の郷の本当の姿のような気がした。 「まるで……」 「星たちのよう……」 フィーリア王女の澄み切った声が、心の中に優しく響き渡る。 昔、世界は命の存在しない暗黒でした。 しかし、命が生まれ、星となって、暗い宇宙の中でお互いを照らし出した。 そんな星たちのように、あなたがたも互いを大切に思う心で、照らしあって輝いているのです。 「「星空の仲間……」」 「そうだよっ! わたしたちは――」 「星空の仲間!」 まだ動かない体が、優しく抱き起こされる。咲と舞の声が頭上から降り注ぐ。 その力強い響きに励まされて、ようやく実感が伴ってきた。 奇跡は、本当に起きたんだと。 自分たちは、緑の郷の精霊に助けられて、この世界の一部になれたんだと。 星空の仲間に、心から感謝を。 本当に――ありがとうございました。 フィーリア王女が、大空の樹に同化するように、その姿を消した。 御神木の本来の姿。精霊界の中心にして、全ての命を司る世界樹の元に―― 「王女様は、世界樹の精霊ラピ!」 「泉の郷にお戻りになったチョピ!」 「ありがとう……」 「ございました!」 「さっ、今なら泉の郷への道も開けるラピ!」 「一緒に、空の泉を見に行くチョピ!」 「満っ! 薫っ!」 「行きましょう!」 「「うん」」 光の道を潜り抜け、少女たちは空に向って落下する。そこは、天空に浮かぶ不思議な泉だった。 荒れ果てた姿しか知らない満と薫はもちろん、フラッピやチョッピ、そして、フープやムープまでもが言葉を失う。 片や、あまりの変わりように驚きを隠せず、 片や、見事に甦った本来の姿に感極まって。 空の名を冠するに相応しい、雄大な大空。澄み切った空気。爽やかに薫る風。 青々とした緑。清らかな水のせせらぎ。精霊たちの歌い声。 そこに広がるのは―― 美しい緑の郷で暮らしてきた、咲と舞すら魅了する――命の輝き溢れる、神秘的な泉だった。 『ふたりはプリキュア Splash Star――星空の仲間たち(前編)――』 大空の樹の祠が光り、四人と四匹は緑の郷に、トネリコの森へと帰還する。 精霊の光もすでに収まり、周囲は日常の静けさを取り戻していた。 咲は満面の笑顔でみんなを見つめて、元気よく宣言した。 「さあ、みんな、帰ろう!」 「そうね、帰りましょう!」 「帰るラピ!」「そうするチョピ!」 「ムプ~」「ププ~」 「あなたたちは、泉の郷に戻らなくていいの?」 「てっきり、そのまま空の泉に残るものと思ってたわ」 「もう少し留まって、緑の郷と太陽の泉の様子を見届けるラピ」 「王女さまに報告するチョピ」 「満が心配ムプ~」 「薫が心配ププ~」 「私たちはもう大丈夫よ」 「また明日ね!」 みんな一緒。無事に戻って来れた。そんな喜びと達成感で胸を一杯にして、咲と舞は家路に着こうとする。 しかし、何かが足りない。気が付くと、フープとムープの姿が消えていた。 「って、もう! またあの子たち!」 「引き返しましょう。薫さんと満さんのところかも」 戻ってみると、案の定、はしゃぐ二匹と困った様子の満と薫がいた。 ムープとフープは気の小さな精霊だ。二人を慕ってはいたものの、これまでは遠慮もあったのだろう。 それがさっきの戦いで、一層に心が近づいたらしかった。 「今日は、満の家にお泊まりするムプ~」 「薫と一緒に、お休みするププ~」 「駄目よ、わたしたちには家なんてないのよ」 「早く咲のところに帰りなさい」 「満っ! 薫っ!」 「それって、どういう意味?」 「「咲? 舞?」」 「そういえば、薫さんと満さんの家がどこにあるか知らなかったわ」 「家が無いって、そのままの意味じゃないよね? これまでどうしてたの?」 「どうって、そのままの意味よ。咲や舞と一緒の時以外は、ひょうたん岩の上にいることが多かったわ」 「夜中に人目につくと、色々と面倒だったから」 咲と舞の顔色が変わる。 毎日一緒に居たのに、家のない子を外に追い返していたなんて。 自分がベッドで寝ている間、満と薫は……。想像しただけで背筋が凍りそうになる。 「どうして……。どうして、もっと早く言ってくれなかったのよっ!!」 「気が付いてあげられなくて、ごめんなさい……」 「咲、もしかして、怒ってるの?」 「舞は、どうして謝るの?」 「怒っちゃダメ、ムプ~」 「満と薫は悪くない、ププ~」 「そうじゃないのよ、咲は怒ってるんじゃなくて」 「大声出してゴメン。満、薫、とにかく今夜はうちに泊まっていって」 「咲、待って! 泊まるって……」 「急に二人も押しかけたら迷惑になるんじゃ?」 「だったら、薫さんはうちに来ない? ううん、ぜひ来てほしいの!」 「舞、気持ちは嬉しいけど……」 「あっ、でも満さんと離れるのが嫌なら……」 「そこまで、いつも一緒じゃなくても平気よ。薫、今夜はお言葉に甘えましょう」 「満……わかったわ。舞、お邪魔するわね」 「決まりだね! これからのことは今晩ぐっすり寝てから考えようよ!」 「そうね、そうしましょう!」 満と一緒のお泊り、そう考えただけで咲の心は弾む。舞も薫に、画材や、これまで描いた絵を見せるんだとはりきっていた。 そんな二人と比べて、満と薫の足取りはどことなく重かった。 満は胸のペンダントを外して、じっと見つめる。満と薫がペンダントを外すのを、咲と舞はこの時初めて見た。 薫は手を開いたり、握ったりを繰り返していた。 「満と一緒に帰ったら、みのりも喜ぶだろうな~」 「それなら、薫の方がいいんじゃない? わたしはどちらでも構わないわよ」 「満でもみのりちゃんは喜ぶわ。私も舞の絵を見てみたいし」 「そうそう。さっ、見えてきたよ。そんなに時間は経ってないのに、ずいぶん久しぶりに感じるね」 洋風の赤い屋根、アーチ状の大きな看板、緑色のストライプの日除け。 咲の家、ベーカリー『PANPAKAパン』の店舗が見えてくる。その門の前に来た時、満と薫の足が止まった。 もともと白い二人の肌が、緊張のためにより一層に透き通る。薫に至っては、心なしか体が震えているようにも見えた。 「どうしたの? 満、薫」 「わたしたちは、滅びの力でこの世界に潜り込んだの。その力が消滅した今、もしかしたら――」 「みのりちゃんにとっては、私たちは知らないお姉さんってことになるかもしれないわ」 「その時は自己紹介して、また仲良くなればいいじゃない! みのりなら、何度でも絶対好きになるって!」 「そうね、そうよね。私もそう思う!」 「満と薫なら、絶対に大丈夫ラピ」「チョッピも応援するチョピ~」 「ムープも手を貸すムプ」「何をすればいいププ?」 「もう、あんたたちはいいからじっとしてるの!」 「あれ~っ? わあ~っ、薫お姉さんだ~!!」 家の外から聞こえてくる声に気が付いて、みのりが駆けて来る。 心配が杞憂に終わったと知って、全員がため息を付いた。 「その前に、お帰りなさい、お姉ちゃんたち、でしょ?」 「わかってるもん。今ちょうど、薫お姉さんのことを考えてたから」 「はいはい。お姉ちゃんたちは疲れてるから、遊ぶのはまた今度ね」 「えっ~、みのり、つまんないっ!」 「その代わり、今夜は満がうちにお泊りするから」 「ホントっ? 満おねえさんが? じゃあ、薫おねえさんは?」 「薫さんは私の家にお泊りするのよ。今夜は我慢してね」 「は~いっ!」 家に入っていく咲と満とみのりと、とっさにカバンに隠れた四匹の精霊たちに手を振って、舞と薫は海岸沿いの道を歩いて行く。 「ねえ、薫さん。何か気になることがあるの? さっきの様子、みのりちゃんたちの記憶のことだけじゃないんでしょ?」 「舞には何も隠せないのね。滅びの力がなくなっているの。もう、空を飛ぶことも、服を変えることもできないみたい」 「そうだったの……。大丈夫よ! 私たちは始めからそんなことできないもの、なんとかなるわよ」 「ええ。私だって、別に力を失ったのが惜しいわけじゃないわ」 薫は目を閉じて、左胸に手を当てる。確かに感じる鼓動と温かさ。精霊の光を湛える、固いペンダントも感じられた。 本当に欲しかったものは、ちゃんと手に入ったのだから……。 そんな言葉を、そっとその胸の内に収めた。 咲と満とみのりは、店の裏口を通って家の中に入った。普段なら店内から入ることも多いのだが、今日は服装が少々目立ちすぎた。 灰色の戦闘服は、この季節なら普段着としても十分に通用する。だが、かなり汚れてしまっていた。 咲が着替えを提案して、ついでにお風呂も済ませてしまおうってことになった。 「満~、湯加減はどうかな?」 「それってお湯の温度のこと? よくわからないけど、気持ちがいいわ」 生まれて初めてのお風呂に、満は深い安堵の吐息をつく。体の芯から温かくなり、疲れが、まるでお湯の中に溶け出していくようだった。 一枚扉を隔てた先には、咲が自分の服を洗濯している音が聞こえる。 戦うための衣装だが、服そのものに何か力があるわけではない。もう本来の用途で使われることはないが、力を失った今となっては唯一の私物でもあった。 「満! ここに置いとくから、着替えはわたしのを使ってね。そうだ、背中流してあげる」 「ちょっと、そのくらい自分でやるわよ」 「いいのいいの、今でもみのりとはよく一緒に入るんだから」 それは事実だろうが、同じ歳の咲と自分が一緒に入る理由にはならない。まして咲は服を着ているのだ。 自分だけはハダカ、それがなんとなく気恥ずかしくて、両手で体を隠した。 「満って、やっぱり肌も綺麗だね。わたしなんてソフトの練習で真っ黒でしょ? よく男の子みたいだって」 「待って! 背中だけでいいから、済んだら出て行って。もう恥ずかしい……」 「ごめ~ん、でも満って何か変わったね」 「変わったって、わたしの身体のどこかおかしいの?」 「そうじゃなくて、恥ずかしいって気持ちとか」 「パン屋さんの売り場に立つのだって、十分に恥ずかしかったわ」 「そんな風に見えなかったけどな~、でも笑顔とか柔らかくなったよね」 「もうっ! いいから早くして」 「うん、これで終わり! ゆっくりあたたまってね」 拳を振り上げた満に、咲は優しく笑いかけて浴室を出る。 握った拳を見て、満は小さく笑った。 今のやり取りで、疲れだけじゃなくて、この先の不安まで一緒に洗い流せたような気がする。 咲なりに何かを感じ取り、気を使ってくれたのかもしれなかった。 大きな洋風の建物が見えてくる。頂には半球のドーム。個人の所有物でありながら、この街で最大の天体観測装置でもある。 異様というほどではないが、薫の目にも、この家が一般家庭ではないことくらいは理解できた。 舞は二本の鍵を取り出し、慣れた手つきで開錠していく。最初は門、続いて家の扉を開く。 「さあ、どうぞ。この時間はまだ誰もいないから、遠慮しなくていいのよ」 「舞は、いつも一人なの?」 「ううん、もうじきお兄ちゃんが帰ってくるわ。お父さんとお母さんは、大抵遅いけど」 「そう。咲の家はいつも賑やかだから」 「そうね、私も羨ましくなることがあるもの」 「咲とみのりちゃんは、舞が羨ましいと言ってたわ」 「うん。そんなものよね」 おしゃべりしながらも、舞の手は休むことがない。紅茶とクッキーを薫に出してから、お風呂の準備に取りかかった。 「薫さん、ここがバスルームよ。使い方はわかるかしら?」 「初めてだけど、多分大丈夫よ」 「これがシャワーね」 「ダメっ!! 薫さん、そっちは!」 「――!!」 滅多に聞けない、薫の悲鳴がバスルームに響き渡った。 お風呂から上がった薫は、舞に髪を丁寧に拭きあげてもらい、ドライヤーで乾かしてもらっていた。 毛先まで潤いのある長髪は、温風をあてても瑞々しさを失うことがない。 とても柔らかで、艶があって、舞の手が触れると逃げるようにパラパラと解けていく。 「薫さんの髪、とっても綺麗ね」 「そう? 舞のと変わらない気がするけど」 自分の髪が綺麗かどうかなんて、薫には全く興味のないことだった。 ただ、舞に気に入ってもらえたのは嬉しかった。 大切そうに慎重に手入れする舞の手が気持ちよくて、なんだか眠気すら感じるようだった。 「服のサイズ、少し小さくてごめんなさい。お母さんのだと大きすぎるし」 「問題ないわ、ありがとう」 そんなに小さいわけではないが、舞の普段着はパンツが多い。スカートと違って、丈の違いが明確に出てしまうのは避けられなかった。 それでいてウエストは丁度だというのだから、薫のスタイルの良さはモデル並みと言えた。 「ただいま~」 「あっ、お兄ちゃんが帰ってきたわ。ちょっとごめんね」 「おや、お客さんかい?」 「ええ、薫さんなんだけど、今夜うちに泊まることになったの」 「霧生 薫さんだったね。いらっしゃい、ゆっくりしていってね」 「ありがとうございます。お邪魔します」 「お風呂、私が先に使うね。お兄ちゃんが入ってる間に夕食の支度しちゃうから」 「ああ、頼むよ」 今夜はお父さんもお母さんも遅くなるから、と舞は薫に説明する。この家では、家族全員が揃って食事する日はとても珍しいのだ。 夕食の支度は薫も手伝った。初めてのことだったが、手際は驚くほど良かった。 パスタにスープにサラダ。そしてチキンのソテー。舞の料理の腕が冴えわたる。 比較できるほど他の料理を知らない薫にすら、これが見事な加減で調理されたものであることは、自身の味覚が教えてくれた。 食事が終わると、薫は舞の部屋で絵を見せて貰った。彫刻画や風景画。身近な物や動物たち。家族やクラスメイト。 何より、咲の絵が一番多かった。見ているだけじゃなくて、実際に描いてみないかと舞に持ちかけられる。 薫が鉛筆を持つ。舞の優れた絵を何枚も見せられ、気負いのためか手に力が入りすぎる。 震えて思うように線が引けない。そんな薫を見かねて、舞がそっと自分の手を重ねた。 「初めから上手に描こうなんて思わなくていいのよ。誰にだって、最初の頃にしか描けない絵があるわ。今はそれを大切にして」 「最初の頃にしか描けない絵?」 舞は一枚の古い絵を引っ張り出す。小さな子の描いたものらしく、線が不安定で頼りない。 なんだか、みのりの絵に似ていると思った。 「これは、私が初めて描いた絵よ。上手じゃないけど、とても気に入ってるの」 「確かに、見ていてあたたかい気持ちになるわ」 「まずは、そんな絵を描いてみましょう」 舞と薫は、疲れていることも忘れて、時間の経過すら忘れて、夢中になってデッサンに打ち込んだ。 咲の家の食卓に、スパイシーな香りが立ち込める。ハンバーグカレー、母親の沙織の得意料理だ。 いつもと同じ、夕食の団欒の風景。激しい戦いを経て、やっと取り戻した日常。 いつもと違うのは、一人の少女の存在。 神秘的な美しい容姿は、この家庭的な雰囲気とは不似合いだった。 もっとも本人は楽しそうで、料理を見たり、咲や家族に目を移したり、キョロキョロと落ち着きなく視線を動かしていた。 「じゃーん! 今夜はハンバーグカレーなんだよ。とっても美味しくて、みのりも大好きなの。それでね、おねえちゃんたら、いつも三杯もおかわりするんだよ。それでね、この前なんてね」 「ストーップ! みのりは大げさに言いすぎ、三杯なんて食べられるはずないじゃない。大体みのりだって」 「はいはい、咲もストップよ。満ちゃんが呆れてるじゃないの」 「いえ、わたしは別に……」 「あらためて、いらっしゃい、満ちゃん。店を何度も手伝ってもらってるし、一度ゆっくり招待したいと思ってたところだったんだ」 「こんなものしかなくて、ごめんなさいね。咲ったら、もう少し早く教えてくれたら準備もできたのに」 「そんな、とても美味しそうです。わたしなんかのために、ありがとうございます」 咲と違って、礼儀正しくてしっかりしてるわね、と沙織はため息をつく。 すかさずみのりが茶化して、食卓は笑いの渦に包まれる。 「いっただきま~す! うーん! 今日も美味しい。絶好調なり!」 「おねえちゃん! ご飯粒が飛んできたよ」 「咲ったら、食べながらしゃべるもんじゃありません」 「たはは、絶不調なり」 「プッ、クスクス」 「やっと、満が笑ったね!」 「あっ、わたし……」 いつも以上にはしゃいでいる咲の様子、その理由に気が付いて大介と沙織は目を細める。 みのりは、満と一緒なのが嬉しいのか、やっぱり大はしゃぎしていた。 「ほんとう……。これ、とても美味しいわ」 「えへへ、お父さんもお母さんも、パンだけじゃなく料理も得意なんだ」 「おねえちゃんのオムライスはヘンテコだけどね」 「ちょっと! 今はわたしは関係ないでしょ。それに、みのりだって美味しいって言ったじゃない」 「みのりはカタチがヘンテコだって言っただけだもん」 もう、満も気が付いていた。 みんな自分をリラックスさせようと、努めて明るく振舞っていることに。 純粋に楽しんでいる様子のみのりですら、笑顔を見たいって気持ちは働いているのだろうと。 SS2へ
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